■県内最古級のフランス料理店
昭和56年(1981)7月に安政町にて創業、下通移転を経て、平成16年(2004)に現在の中唐人町に。
平成23年(2011)に30周年を迎えた、県内でも最古級のフランス料理店です。
「歴史ある建物と、フランス料理の文化を重ね合わせて、一つの空間を作り出したかった」というオーナーシェフの白石一成さんの言葉通り、店舗は古い町屋をそのまま活かした造りで、古い梁や中庭など風情が感じられます。
■本場フランスで修業
白石さんは安政町生まれ。中学生の頃から料理人を目指し、高校卒業後すぐに洋食(当時はフランス料理というジャンルが無かった)の世界へ。
熊本のホテル、東京のフランス料理店で修業し、がむしゃらにお金を貯めて、昭和54年(1979)から念願の本場フランスへ。
2年間の修業生活でしたが、日本での修業の何倍も濃いものだったとか。
ちなみに9年前から息子さんがフランスで料理修業中とのこと。帰国時期は未定ながら、店を継ぐことは決定しているようで、古町に新たなエッセンスを加えてくれることは間違いなさそうです。
■てらいのないおいしさを
「素材本来の味を十二分に生かした、てらいのないおいしさ」が身上。地物の魚をシンプルに調理した魚料理にフランスからの食材を組み合わせたコース料理が楽しめ、予算に応じたコースの組み立ても可能。
お店から一言「料理に対してもお客様に対しても、背伸びをせず自然に接していきたいです」