善教寺(ぜんきょうじ) 東阿弥陀寺町
◎一町一寺巡り案内板より◎
当寺は浄土真宗善教寺といい、慶長18年(1613)に祐慶師[ゆうけいし]により建立されました。祐慶師の俗名は本田大和守[やまとのかみ]藤原善教[よしのり]といいます。
先祖の五位諸太夫、本田義明は承平4年(934)肥後国司、藤原保昌鎮護国家のため、京の祗園宮を古府中に勧進した時、神輿の供奉者として他の6名と共に下向して来ました。以来、数十代古府中無漏小路[むろうしょうじ]に住んで祗園宮に奉仕しました。
元亀3年(1573)3月、本田善右衛門久次の時、神職を辞めて剃髪し祐心と改め、その子吉左衛門善教[よしざえもんよしのり]も剃髪し祐慶と名乗りました。